ジャケット 対応機種 セガサターン
タイトル お嬢様特急
メーカー メディアワークス
価格 \6,800
発売日 1998年07月30日
購入動機
 全体的な雰囲気が好みであったのと、発売前の販促チラシや雑誌記事などを見て、勝手に盛り上がって来た為(爆)。
プレイ所感
 私は所謂「ギャルゲー」的なソフトは殆どプレイしないのですが、プレイした中では、このソフトの評価は意外と高かったりします。というのも、色々粗削りな部分はあるものの、丁寧に作られていると実感出来るからなんです。それだけでも私にとっては好印象なのですが、更には各登場キャラにも様々な背景があって、印象付けが上手くなされるシナリオ進行はかなり良いと思います。

 ゲームとしては、ある意味「普通のソフト」として片付けられてしまうくらいのソフトで、もう少し上手くバランスを取れば「名作」の仲間入りが出来たかもしれないなぁと感じるだけに勿体無いと思います。プレイの基本が、停車駅に到着するまで車中をウロウロするしかない為、結構飽き易いんですよね。色々キャラに出会えるものの、会いたくないのに会ってしまったり、またその逆だったり・・・。それが一番気になる点ですね。

 基本的に八方美人な攻略をしなければ良いとは思いますが、上手く主要イベントを起こさなければベストのエンディングへは辿り着けないので、そこは難しいと感じる部分かもしれません。ですが、きっちりイベントをこなして行けば、1人1人の物語は大変良いお話しだと私は思います。それを経て迎える終着駅でのイベントと、エピローグには結構感動しました(笑)。ただ、これは終了したキャラに撚るとは思いますが、私がエンディングを見た娘さん達(千歳さとみ、七尾つばさ、飯山みらい)は大変良かったです。

 グラフィックの綺麗さと、随所に拘りが見られるインターフェース部分での配慮は特筆して良いと思いますが、あまり印象に残らないBGMは残念でした。それでも、個人的には十分気に入ったソフトであると言えますね。敢えてこのソフトをお勧めすることはありませんが、巷に溢れる似たようなソフトに食傷気味なのであれば、試してみる価値はあると思いますよ。
プレイ期間 25時間(休止中) 総合評価(100点満点) 85点


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