１つ気になった事と言えば、「スパIIＸ」のプレイ中、スピードを「ターボ３」にすると、動きがぎこちなくなったりするのが目立つことでしょうか。ただ遊ぶには支障はないものの、タイミングなどが重要な対戦格闘ゲームをシビアに遊ぼうとすれば、どうしても気になってしまいます。それと、これは業務用にも言えることなので、このソフトの所感にはならないのですが、「スパII」「スパIIＸ」共に、何か上品というか、熱いものが足りないというか、いまいち対戦に火が点き難いんですよね。 その癖、メガドライブやスーパーファミコンに移植された時は、熱くプレイ出来ていたのですから不思議です。Ｑサウンドがかえって迫力不足の状況を生んだのかもしれませんね。
「ＺＥＲＯ２’」の方は、全然問題無いですね。これまた業務用「ＺＥＲＯ２α」を所有している私から見ても、そんな言及する様な箇所がありませんから。更に「ＺＥＲＯ２’」では、キャミィが使える様になっているという嬉しい追加要素もあり、キャミィファンにとっては大変嬉しい移植となっています。
それと、収録作品全てに言えるのですが、４ＭＲＡＭの威力に慣れている為か、読み込みが若干長く感じられます。まぁ、それほど気になるものでもないので、対戦の熱が削がれることは無いと思いますよ。「ストリートファイターII」の歴史を全てセガサターン上で体験するのであれば、文句無くお勧めしちゃいます。
