対応機種 | プレイステーション | ||||
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タイトル | 勇者王ガオガイガー BLOCKADED NUMBERS | ||||
メーカー | タカラ | ||||
価格 | \6,800 | ||||
発売日 | 1999年04月08日 | ||||
購入動機 | |||||
「ガオガイガー」の模型を入手し、それを手にした途端に観るつもりで購入したのに溜まりっぱなしだった49話分のLD12枚を一気に消化したのが切っ掛けで、このゲームをどうしてもプレイしたくなり購入に踏み切りました。 | |||||
プレイ所感 | |||||
アドベンチャーかデジタルコミックだということは最初から分かっていた為、期待は殆どしていなかったのですが、いざプレイしてみるとその評価に困ってしまうソフトでした。というのも、その捉え方で評価が全く変わってしまうのです。 先ず「ゲーム」として捉えた場合。これが殆ど観ているだけのもので、無理矢理とも言えるインタラクティブパートとして、主人公のマモル君を操作して3D空間を歩く(世界が3D、キャラは2D)部分が存在します。ただの移動手段なので、ここで何が出来る訳でもありません。シナリオ進行とプレイヤーのミニゲーム達成率などによりシナリオ分岐が発生する事もありますが、そんなに多くないので基本的には1本道と言っても良いくらいです。 シナリオとしてのインタラクティブ性を求めるのであれば、セガサターンで発売された「新世紀エヴァンゲリオン」の方が正しい在り方と言えるかもしれませんが、このゲームが目指すところは違うので一概に比較は出来ません。そんな感じで、「ゲーム」として見れば極々普通のファンアイテムで終わってしまうソフトとなります。価格設定も高いと言わざるを得ないですね。 では「ファンアイテム」として捉えた場合。TVシリーズ本編に挿入される話が2本収録されているわけですが、そのどちらのシナリオにも無理がなく、更には「おおっ!」と思わせる演出も手伝って、十分に「ガオガイガー」として楽しむ事が出来ます。ミニゲームは「ゲーム」としてはお粗末に感じるかもしれませんが、話を楽しむ上での1つの演出と捉えると、結構小気味良い効果を生んでいると思います。「ブロウクンマグナムゲーム」や「ヘルアンドヘヴンゲーム」は、作品の勢いを大切にした大変笑える演出(ゲーム)と言えるでしょう。 デュアルショックを使用すれば、細かな振動パターンが楽しめますし、満足度は高いと思います。個人的には両シナリオ共、気に入っています。その他、TV版と完璧に同一の流れなので、作品を知っている人であれば納得の拘り具合だと感じています。 1回のプレイでは付属のデータベース項目の全てを閲覧する事が出来ないので、再度チャレンジしたくなる方も多いと思います。セーブ後にしか達成度が表示されない為、100%を目指したいという気持ちが芽生える場合もあるでしょう。台詞等はキチンと飛ばせる上、場面切り替え等のアクセスが早い事も手伝って、結構手軽に出来るのは特筆しても良いくらいです。 もし「勇者王ガオガイガー」という作品が好きなのであれば、この2つのシナリオは体験して損の無いものだと思います。もし、購入されるのであれば安い方が満足度は高いと想いますよ。さぁ、君も最強最後の勇者王伝説に、フュージョンせよ!(笑) |
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プレイ期間 | 3時間(継続中) | 総合評価(100点満点) | 70点 |