「アキハバラ電脳組」TVシリーズのコンテンツを作り終えた感想を簡単に書き記しておこうと思います。質問形式(6つ)で構成されています。お時間があればお付き合い下さいねっ☆


ねぇねぇ、26話分のコンテンツが完成した時の気持ちを聞かせて!
 「感無量」でしょうか(笑)。1ヶ月くらいでこのボリュームのものが完成出来るとは、自分でも思っていませんでしたよ。しかも、ほぼ毎日1話ずつ更新し続け、休日よりも平日の方が更新確率が高いんですからねぇ。丁度、時間的にゆとりのある時期だったので、それも良かったんでしょう。とにかく、1つの区切りが迎えられて嬉しいです。
 完成した瞬間、涙…は出ませんでしたが(笑)、満足度は高かったですね。思わず、1話から26話まで見直しちゃいましたよ。ざっとですが。それで間違いを発見したのは内緒です(笑)。
 
何故にどうして、このコンテンツを作ろうなんて思ったんですの?
 1999年08月14日から劇場公開される「2011年の夏休み」に足を運ぶために観たTVシリーズが大変気に入ったからなのですが、直接の切っ掛けとなったのは、「オンエア版とリテイク版の違い」ですね。 オンエア版を飛び飛びで観ていた方や、その時の印象で観るのを止めてしまった方が多い事を知り、録画してあったオンエア版を観てみて「納得」でした(笑)。だからこそ、「リテイク版って、こんなに違うんだよ。だから、しっかり観てみませんか?」という気持ちを込めて作り始めました。
 「決して悪い作品じゃない」というのを知って欲しかったというのはありますが、何よりもそれだけのものを持っている作品であったからこそとも言えますね。
 
このコンテンツの”売り”って何?
 他の「アキハバラ電脳組」関連ページを殆ど見た事が無いので何とも言えませんが、「すずめ語録」と「オンエア vs. リテイク」辺りは楽しめる内容じゃないでしょうか。きっと放映当時から作られているページが多いと思いますので、新参者の切り口としては及第点をもらえるんじゃないかと思っています。
 特に「すずめ流」という流派を勝手に作り、それっぽい口調でインチキ臭い説明を付けてあるのは、ここならではの「色」として認識されるくらいのものを持っている様な気がしますが、実際のところはどうなのでしょうね?(笑)
 星の数ほどあるホームページですが、作品関連に関して言えば、データベースや掲示板で構成されているものが多いですよね。それを私が同じ様に作っても仕方が無いので、”色即是空”のコンテンツに載る以上は「作品の持ち味を活かした独自の視点」で斬りたいと思っています。実際にそれを感じて頂けているのであれば、それがどんなに小人数の方であっても、私としては嬉しいです。
 
作ってる時の苦労話があったら、聞かせてくれへん?
 3つの切り口はすんなり決まったんですが、いざ始めてみると思った以上に大変で、段々と「面倒だなぁ」という気持ちが生まれて来ました(爆)。それでも平均したクオリティを保たせて、完成に漕ぎ着けたのは「楽しんで作った」からに他ならないでしょう。1つ1つの話をこれほど真剣に細かく見たのはこの作品が初めてですし、それだけに当初よりも想い入れが強くなったかもしれませんね。
 「見所・感想」はまぁ普通に書けば良いのですが、これが意外とまとめにくくて苦労しましたね。「誰をターゲットに書くか」を悩んでしまい、結局上手くまとめられなかった様な気がします。展開を知っていても、知らない様に書いたりするのは苦労しました。
 「すずめ語録」は、抽出するのはそれほど難しくないのですが、その説明を書くのがしんどかったです。早口で聞き取りづらい部分が出るかと思ったら、そうでも無くて助かりました(笑)。聞き取りで一番辛かったのは4話の「リーダー争奪じゃんけん勝負」ですね。ヘッドホンを使って、何度も何度も何度も何度も聞き直しましたからねぇ(笑)。ちなみに、「すずめ流」が全く登場しない回は、とっても楽でした(爆)。
 「オンエア vs. リテイク」は、やはり比較するのが大変でしたね。先ずはオンエアを見て、区切りの良いところ、又は明らかに変なところで、リテイク版の同じ場面まで見ます。そこで発見されたところを抽出して行く訳ですが、これが予想以上に大変でした。本当にしっかり見ないと気付かない部分もありましたから。 リテイク率が高いとそれだけ作業が増えるので(笑)、作画レベルの高い回は違う意味で嬉しかったですね。ただ、4話や8話、16話はリテイク率が低くて救われるかと思いきや、その代わりに「すずめ流」が沢山登場するので全然楽出来なくて辛かったです(笑)。
 
…他に何か言いたいこと…ある?
 い、いいえ、特にありません…(汗)。あっ、2つばかりありました!
 1つは、このコンテンツを見て「アキハバラ電脳組」という作品に興味を持たれる方が少しでも増えたら嬉しいなぁということです。それは未見の方でも、放映当時途中で止めちゃった方でもどちらでも構いません。元々気に入っている方も、また見たくなってくれたらなぁと思います。当コンテンツに関しての反応も知りたかったりするので、お時間がありましたら「破軍星」に何かを残してやって下さい。
 もう1つは、オンエア版の22話「今ひとたびの幻」の録画テープをお持ちの方、是非是非お貸し下さい! 「オンエア vs. リテイク」完成の為、ご協力をお願い致します!!ということです。

 ・・・と書いた1999年10月末から2年。ようやく、「オンエア vs. リテイク」が完成しました。つまり、オンエア版の22話を観ることが出来ました。ご協力頂きましたOZさんには何とお礼を言ったら良いのか…。その他にも申し出てくださったkomoさんあかひらさんにも感謝しております。有り難う御座いました! (2001.12.25)
 
TVシリーズでお気に入りのキャラやエピソードなんかあれば聞かせて欲しいですぅ!
 そうですね、分かりました。詳しくは次表をご覧くださいね。

項目回答備考
「キャラ」
ベスト3
1. 花小金井ひばり
2. 代官山はとこ
3. 桜上水すずめ
1位は説明の必要も無いでしょう。2位も説明の必要は無いでしょう…って、やっぱり必要ですかね?(笑) 「くるっく〜☆」に負けたのは事実ですが(爆)、普段のお馬鹿なノリと言葉が悪い時のギャップが気に入っています。3位は、説明不要のインパクトでしょう。愛すべきキャラだと思います。
「エピソード」
ベスト3
1. 「アニマ・ムンディ」(16話)
2. 「羽ひらくとき」(20話)
3. 「五人目…」(8話)
1位は改めて観直してもその印象が変わらなかった16話。この作品が好きになった切っ掛けでもあります。2位は名エピソードですから、説明不要ですよね。3位は終始強烈なテンポの良さを見せ付けてくれた回ですから、不思議はありませんよね。25話や26話も良かったのですが、「ラストですから盛り上がって当然」と考えれば、優先順位を他の回に譲ってみました。
「ヴォーカル」
ベスト3
1. 「Birth」(TV版OP)
2. 「太陽の花」(TV版ED)
3. 「BABY MAYBE LOVE」(TV版挿入歌)
1位はオープニングテーマである「Birth」。作品にとても合った歌だと思います。2位はエンディングテーマである「太陽の花」。25話の劇中に流れたこの歌は、本当に場面とシンクロしていたと思いますし、それによって深みが増したと感じています。3位は、16話で家を飛び出したつぐみが、元気を取り戻す切っ掛けになった歌です。あの場面は非常に気に入っています。
全話通して
選んだ1枚
26話の最後、家路を急ぐひばりが、つばめの元にプティアンジュが帰って来たのを見て笑うところ。「これでもか!」というほどに明るい笑顔は、最後を飾るに相応しい良い表情だったと思います。全然関係無いのですが、「ルナ2 -ETERNAL BLUE-」というゲームの最後、ヒロインのルーシアが見せる笑顔と同じくらいの印象がありました。


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