◆今回の見所、感想等◆

 主役は「代官山はとこ」と言えるかもしれないです。徹底的にアイドルしている「はとこ」が見られるので、はとこファンは必見と言えましょう(笑)。話としては「ダークピジョン」という第3の刺客を見せたい回なので、重要度は低めです。
 見所は「歌と踊りと死のアイドル、ダークピジョン登場」ですね。後は、街頭テレビでしか見た事がなかった「”生”はとぴょん」が初登場です。どう見ても「代官山はとこ」=「ダークピジョン」なのですが、その真相は…?(笑) その他、パタPiコンテストで優勝した「西船橋ちあき」を覚えておくと、後々良い事がある…かも? そうそう、ダークピジョンのバックダンサーとして登場したハッピを来たホムンクルス(はとこ親衛隊)もこの回ならではなので、見所の1つと言えますね(笑)。
 攻略ポイントは、「アルヴァタール・コカトリス」、「知恵は無垢を失う事によってのみ得ることが出来る。アニマ・ムンディの巫女達が失うものは、さて、何なのだろうね」「ダモクレスの剣は我等の頭上にある。何があろうとも一歩も動くことは出来ない」です。
 
〜 私の選んだ、今回の1枚 〜

パンツがピンクのお嬢さん(笑)
●勝手にデータ!
オンエア作画レベル
(「優、良、可、不可」で表記)
リテイク率 15%
シリアス:ギャグ比率  6:4 
お勧め度(5段階)
(「5:高〜1:低」で表記)
重要度(3段階)
(「A:高〜C:低」で表記)
「恋ねば」回数  (は と こ:2)
9(つ ぐ み:5)
 (ピジョン:2)
特筆事項 特に無し
◆今回のすずめ語録◆

No. 台詞 発声箇所 説明
お下品で、チョダサで御座いますですわ。 2分58秒 「アキハバラ春のビリビリ祭り」のポスターを見たすずめが言った。見たままの印象をただもらしただけだが、「お下品」というお嬢様言葉と、「チョダサ」というギャル言葉を平然と混ぜて使うのがすずめ流。
私も何かとクソ忙しいですので、 4分47秒 「とても忙しい」という表現を「クソ」で表現してしまうところがすずめ流。ここまで自然に使いこなすには時間がかかるかもしれない(笑)。
何だか、アッチッチィ〜のことで御座いますわ。 7分40秒 「美少女とパタPiコンテスト」で優勝する為にエステに行ったすずめが、サウナに入って温度が上がりすぎてヘロヘロになりながら言った。「暑い」「暑すぎる」の表現として、解り易いのか解り難いのか微妙な表現とも言えるが、それがすずめ流。この直前に言った「ざまぁみろですわ」も凄いと言えば凄い。
あっ、なぁ〜んちゃってで御座いますですわ。 11分44秒 一瞬、自分の本音が表に出てしまい、誤魔化す為に言った。「なぁ〜んちゃって」という砕けた表現であっても、それに「御座いますですわ」のすずめ流標準語を付加するだけで、立派なすずめ流になる基礎中の基礎。ちなみに、この直前の笑い声は凄い(笑)。
つ〜んで御座いますですわ。 12分31秒 効果音シリーズの1つ。「ふ〜んだ」とプイっとそっぽ向きながら言った。「つ〜ん」という表現もなかなかだが、やはり「で御座いますですわ」で締めるとしっくり来る(笑)。
It's a Trap で御座いますですぅ〜 15分34秒 久し振りの英語シリーズ。罠にはめられた事に気付いたすずめが言った。場面として「はめられたっ!」という感じがしなければならないのに、何となく緊迫感に欠けるところが楽しい(笑)。
姿三四郎も、ビックリですわ。 16分16秒 素手でホムンクルスを倒すつぐみを見て言った。ここで「姿三四郎」が出てくるのも凄いと感じるが、すずめの誉め言葉の1つだと思うと違和感が無い(笑)。珍しいパターンのすずめ流。

 定番「ちゅ〜ん」「あらほれまぁ」が全く無い回ですが、その代わり「御座いますですわ」の基本型のバリエーションが数多く出ました。毎回毎回何かしら新しいものが取り入れられる「すずめ流」。方向性が見えてくれば、予習が出来るかもしれませんよ(笑)。
 
◆オンエア vs. リテイク 〜 勝手に選んだ5つの場面◆

No. オンエア版 リテイク版 場面説明
「パタPiコンテスト」への参加を思案するひばり。特にリテイクする必要性が感じられないが、リテイク版には通行人が1人出て来ます。ある意味贅沢なリテイクと言えますね。
デンスケに何も改造してあげられなく、少し落ち込むひばり。オンエア版のひばりの作画はまぁまぁ(でも、オンエア版は涙ぐんでいない)ですが、何よりデンスケの形がなっちゃいないですね。リテイク版は、流石に何も問題はありませんね(笑)。
「パタPiコンテスト」で優勝する為に色々考えるひばり。リテイク版の方が良い顔していますよね。オンエア版は作画の許容範囲として、”ぎりぎり一杯”といった感じですよね(笑)。
コカトリスに一撃を放とうとしているアフロディーテ。デザインもそうですが、躍動感やバランス等、勢いがあるのはリテイク版でしょう。ヘルメットの形は、一体何をどう解釈したらあの形になるのでしょうか…?
「我等、アキハバラ電脳組!」と勝利のポーズを決める3人。効果としてはどちらも同じと言えば同じですが、絵としてはリテイク版の方が断然良いと思います(笑)。オンエア版だと、あまりにも戦隊モノを意識していて滑稽過ぎますよねぇ。

 リテイクのポイントはひばり全般と戦闘シーンにあるのですが、些細な部分(エキストラや通過する車の追加や、ガヤの色指定ミスの修正等)もそれなりにあります。ただ、全体的に少し作画レベルが低く感じる回ではあるので、リテイク比率は然程多くなくても仕上がり具合が良いとは言えないです。
 今回は何故か、オープニングの前奏部分がオリジナルと同一になっています(今までは一呼吸少ない)。本当の本当に些細な事ではありますが…(笑)。


●放映データ
話数 サブタイトル 「コカトリス」 放映日 1998.05.02
脚本  山口 宏 絵コンテ ふじもとよしたか 演出  山崎 茂 作画監督 高瀬 言
ゲストキャラ 特に無し
アニメーション協力 J・C・F


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