◆今回の見所、感想等◆

 泉岳寺かもめ登場! オープニングで確認されていた4人目が遂に登場しました。しかも、”なにわっ娘”です(笑)。4話で盛り上がったテンションが少し下がったかなぁと思った頃に、この話を持って来ているのは正解だと感じます。そのくらいに、登場人物も増えて賑やかになって来た分、テンポも軽快になって来ていると感じます。
 見所は「4つ目のディーヴァ降臨」に尽きますね。すずめとつぐみの喧嘩とひばりのマイペース振りも健在で、見るところは色々あると思います。その他、1話から何かと出てきていた「すけべじじい」(笑)が、実はかもめの祖父である事がこの回で分かりますが、何やら色々な事を知っている様子だというのはチェックです。 かもめの知識量もその祖父あっての事ですし、かもめの言った「ディーヴァ」という言葉、そしてひばり達の「ディーヴァ」にはそれぞれ、「お風呂でデート」「はてな?」「屁、してら」という名前…じゃなく(爆)、「アフロディーテ」「アテナ」「ヘスティア」という名前が付いているという事実が明らかになります。かもめのは「アンフィトルテ」という名前だそうです。
 そうそう。かもめのディーヴァは、かもめの「アニマ・ムンディの1人であるという自信」から導き出されたものだということと、かもめのディーヴァ降臨の前に、竜我崎校長に呼び出されている事は覚えておきましょう。
 攻略ポイントは、「オルフェウスと同じく、我等には振り向くことは許されていない」、「純潔の乙女たる、アニマ・ムンディに交わる新しき血の流れ…」「いずれ必要になる時が来る。この、時代に取り残された老いぼれの様になぁ」「オオサカやあかんかったけど、ここにはその為のエネルギーが集中してるはずや」です。 最後の泉岳寺シマ福郎の台詞「どうやら、時代の流れはもう誰にも止められん様じゃのぉ。さて…、この後一体どう動くつもりか、新生薔薇十字団(ローゼンクロイツ)総帥、”クリスチャン・ローゼンクロイツ”」は、一体どういう意味なんでしょうね。そして、その場面に映し出された竜我崎鷲羽…。
 
〜 私の選んだ、今回の1枚 〜

ナイス、キーパー!(笑)
●勝手にデータ!
オンエア作画レベル
(「優、良、可、不可」で表記)
リテイク率 3%
シリアス:ギャグ比率  7:3 
お勧め度(5段階)
(「5:高〜1:低」で表記)
重要度(3段階)
(「A:高〜C:低」で表記)
「恋ねば」回数
特筆事項 特に無し
◆今回のすずめ語録◆

No. 台詞 発声箇所 説明
ちゅ〜〜〜ん…
ちゅ〜ん?
5分48秒 サッカーボールを顔面に食らったすずめが「きゅー…」と同様の効果でもらした台詞(?)。「ちゅん」はどんな場面にも適用出来るだけの深さがある(笑)。もう一方は、以前に出たのと同様の疑問形。
あ〜らほれまぁ… 8分38秒 「アイドルおたく」と言われ、動揺するつぐみを見て言った。「ふぅ〜ん」「はぁ〜ん」「へぇ〜」と同様の意味を持つ。これまた使い方によって多くの場面に適用出来るだけの深さがある。

 今回は台詞として特筆する様なものがありませんでした。ですが、ここに記していないだけで、「〜で御座いますですわ」「〜のことですわ」の標準的なすずめ流を日常会話に組み入れている台詞が数多く出て来ています。当たり前の様に遣うのであれば、ヒアリングを欠かさない様に(笑)。
 
◆オンエア vs. リテイク 〜 勝手に選んだ5つの場面◆

No. オンエア版 リテイク版 場面説明
胸の事をシマ福郎に言われ、怒鳴るかもめです。その表情が全く違うのに注目しましょう。良く見ると、身体のバランスも変に見えますね。勿論、オンエア版のことですよ(笑)。
ブラッドファルコンのアップ。オンエア版も悪くはないのですが、リテイク版の方がよりしっかり描かれている上、ここでは分からないですが、髪の毛がなびいたりしています。
かもめが仲間だと知って、それぞれの気持ちを言葉にしている場面。背景が違う他、それぞれの表情は全部差し替えられています。より作画が安定したと言える変更ですね。
特にありませんでした。ですので、すずめの楽しい百面相の一部をご覧ください(笑)。
特にありませんでした。ですので、すずめの楽しい百面相の一部をご覧ください(笑)。いや、個人的にはひばりの表情の方が好きです(笑)。

 今回の作画はほぼ完璧と言えるくらいにオンエア版が安定していた為、リテイク版は5場面を抽出する事が出来ませんでした。無理矢理であれば、1シーンの何枚かを抜き出せますが、あまり意味が無いので止めています。でも、それくらいに良質の作画だったと言えます。差し替えてある部分も、差し替え前が「酷い」と言うレベルでもないので、大したものだと思います。毎回このレベルが保てていれば…と思いますね。


●放映データ
話数 サブタイトル 「ビリケン」 放映日 1998.05.16
脚本  長谷川勝己 絵コンテ ふじもとよしたか 演出  畠山茂樹 作画監督 原 巻
ゲストキャラ 男子生徒A:山口勝平、男子生徒B:鈴木琢磨
アニメーション協力 特に無し


Back