◆今回のハルカ様◆

 ベッドでまどろんでいるハルカ様。何だか素敵な場面で、印象に残ってしまいました。その後、カナト君が何も言わずにバギーを使って、カナト君のアジトへ向かって行ったのを知り、「どうして…?」と思うハルカ様の後ろから「やっぱりね」という様な態度で現れたスパイク君に、ちょぴっとお怒りのご様子。その少しむくれたお顔に「14歳の女の子らしさ」を感じてしまいました。それから直ぐに現れたリーブスさんとクレリック先生の理解ある言葉にとっても嬉しがるハルカ様の表情も、これまた輝いていましたね。
 出番はあまり多くはありませんでしたが、心洗われる様な表情に出会えて嬉しかったです。
 
◆今回の堀江由衣さん◆

 話の主体がホーニーとカナトの回だった為、今回はハルカの出番は少なかったのですが、冒頭でカナトが無断で出て行ってしまった後に駆け付けてから、スパイクが登場するまでの間の演技は、「おっ!?」と感じさせるものがあったと思います。息を切らせるところも、カナトを心配して呟くところも、「今までよりも上手いなぁ」と感じたのがその理由です。
 今までも十分に「ハルカ」という役にハマっているなぁと感じていたのですが、今回は「自然に聞こえる」「これは上手いな」とかいうよりも、上の気持ちが生まれました。気のせいかもしれませんが、喜怒哀楽の表現は番組開始当初と比べると、非常にレベルアップしたのではないでしょうか? 嬉しいです。
 
◆今回の見所、感想等◆

 ホーニーが何を企んでいるのかを問い質す為にアジトに戻ったカナト君。懸命に聞き出そうとするも、ホーニーの圧倒的な威圧感の前に膝を落としてしまうのは、いくらカナト君でも無理もありませんね。軟禁部屋に入れられる際、母親を殺したのはホーニー自身の命令であるという事実を認め、「全てはカナト様の為」というホーニー。彼の目的として、カナト君を利用してどうしようというのかがハッキリとは見えない部分ですね。これからのキーポイントでしょう。
 お寝坊さんのアリスとリリスのキャラは、相変わらずいい味出してますね。その後、アジトへ案内してくれて、トリガー君とじゃれあう(?)ところは、「迷コンビ誕生!」と感じるくらいに溶け込んでいたと思います。なのに、あの様な結果になろうとは…(悲)。次回予告で既に語られてしまっているのですが、この事実は、最終回までこのままなのでしょうか? 原作と大きく違っている展開に、ドキドキは隠せません。
 アジトに到達して探索しているうちに、巨大なフライヤーと再会。やはり、あの影は「フライヤー」だったのですね。ただ、このフライヤーが火星へ特攻を掛ける為のものらしいという事実を掴んだ、ハルカ様ご一行はどうするのでしょうね。もう原作と比較出来るレベルでないくらいに展開が異なって来ているので、後はひたすら楽しみに待つしかないといったところです。今回も、「えっ? もう終わり?」と感じるくらいに、上手い具合に切れました(笑)。また言ってしまいますが、流石はクライマックスですね。こうでなくっちゃ!


●放映データ
話数 21 サブタイトル 「ホーニー」 放映日 1999.03.08
絵コンテ KIKU 演出 中山岳洋 作画監督 しまだひであき
原画 沖田篤志、丸 加奈子、谷川政輝
動画 Lee Pro
ゲストキャラ カナト:今井由香、ソーン:石井康嗣、ホーニー:大塚明夫、
アリス:長沢直美、リリス:小桜エツ子


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