●良い子の味方「ガブラ」(CV:八奈見乗児)

 自称「良い子の味方」。自分で姿を醜いとか頭が悪いという自覚は持ちながらも、ガブラの怪力は他の者を圧倒するだけのものがある。通常、腕に取り付けられたスプリングによって力を制御しているが、戦闘時にはその抑制を解除して、向かって来る者を叩きのめす。そんなガブラも最初は「アクマ族の掟」に従う戦士であったが、戦いを挑みながらも何度も助けてもらったザビタンに好意を抱き、アクマ族を裏切った。というより、本当は指揮官メザロードの馬鹿さ加減に愛想が尽きたのかもしれない(笑)。
 水がパワーの源であるガブラは、水が足りなくなると動けなくなってしまう為、事ある毎に水の補給をしている。水なら何でも良いらしく、泥水や海水でも問題無いことは劇中で確認出来る。貯えた水分は腹の中にあり、剣等で腹を刺され水が漏れてしまうアクシデントは日常茶飯事である。その為か、応急処置用のバンソウコウは常時持ち歩いている。物語終盤ではあまり「ガブラ=水」のイメージを出す事が無くなってしまったが、全ては「ガブラッチョ」が原因であろう(笑)。
 物語の中には、良い行いをしているのに人間達に蔑まれる事に苦悩したり、幼なじみが登場したりといったシリアスなエピソードはあるものの、後半で身に付けた変身術によって全ての印象が拭い去られてしまったのは勿体無いかもしれない。ちなみに、変身時の掛け声は「変わるんだら〜ガブラッチョ!」。見事な「お化けダチョウ」に変身する。
 ガブラのジャンケルは「ガラード」。戦闘時は剣の状態で使用する事は殆どなく、デンブル(刺付き棍棒)として使っている。デンブルには、棍棒タイプとガンダムハンマータイプ(笑)がある。パワーに長けたガブラには非常に適した武器と言えるだろう。口癖は「良い子の味方、ガブラちゃんやでぇ」で、何故か関西系の言葉を使用する。ちなみに、ガブラッチョ変身時には「良い子の味方」から「子供の神様」に昇格(?)する(笑)。

●突撃隊員と戯れるのが好きな「ガブラッチョ」〜Photograph〜

 ザビタンの魔法力に憧れるガブラが、真似事の中から改良して発見した魔法力の結果が「ガブラッチョ」である。その勇姿はどう見ても「ダチョウのお化け」で、その特性からか足がとても速い。しかし、踊るのが大好きであるという良く分からない性格をしている。しかも踊りのテーマソングが決まっており、その曲を聴くと踊らずにはいられなくなってしまうという弱点を併せ持つ。しかも、その弱点はアクマ族に頻繁に利用され、よくおびき出されていた(笑)。
 得意技は、突撃隊員達と一緒に踊りまくる「魔法力、ダチョウの湖」。「真似るんだら〜」の掛け声と共にテーマソングのスイッチを入れ、突撃隊員が踊り狂っている間に叩きのめすという、最強の技である。尚、隊長クラスのアクマ族には全く通用しない(爆)。
 一般的に「ダチョウは空を飛べない」と認識されているが、最終回ではその努力結果からなのか、ガブラッチョは空を飛んだ(爆笑)。

ガブラッチョ 魔法力「ダチョウの湖」


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