ジャケット 対応機種 プレイステーション
タイトル あすか120% BURNING Fest. FINAL
メーカー ファミリーソフト
価格 \5,800
発売日 1999年05月27日
購入動機
 X68000で発売された「あすか120% BURNING Fest.」をプレイして以来、その豪快且つ単純なシステムに惚れ、新作が出る度に遊んでいた自分ですから、「FINAL」がタイトルに付いている以上、無視する訳には行きません(笑)。
プレイ所感
 最新作が出る度にプレイを続けていた(と言っても、未所有のハードは除く)シリーズではあるものの、PSで最初に発売された「あすか120% BURNING Fest.SPECIAL」が少々「…」な出来だった為、「PS版は出来が悪い」と自分の中で決めていただけに、今回の「FINAL」も「どうせ…」と思っていました(PS版「EXCELLENT」は未プレイ)。しかし、やはり「FINAL」の冠が付いている上、他の機種への移植は考え難いなぁと判断し、購入を決意。プレイしてみたところ、驚いてしまいました。というのも、その出来が想像以上に良かったのです。

 登場キャラクターとしては前作「EXCELLENT」(セガサターン版はプレイしたので)から変わらず11人ですが、年々出ている他の対戦格闘ゲームの良い所を上手くアレンジして取り込んでいる為か、割と新鮮味があります。いつ遊んでも単純明解且つ爽快な対戦格闘ゲームなので初心者でも遊べ、更には上級者にもそれなりに渡り合えてしまうのが凄いゲームです。ある意味「大味」と感じる部分はありますが、爽快さがそれを超えるくらいに熱くプレイ出来るシステムの勝利だと感じています。

 以前プレイしたPS版「SPECIAL」と比べ、今回の「FINAL」は同じハードのソフトとは思えないくらいに快適にプレイ出来ます。それは、読み込み速度が圧倒的に早いからなのですが、各キャラクターの動きはそれなりに細かいし、入力のレスポンス等も文句が無いというのもあります。他の対戦格闘ゲームの様に背景の動きに凝っていたり、細かな演出に凝っていたりする訳ではありませんが、「あすか120%」のシリーズはそれで良いと思います。 そういった部分に力を入れてゲーム的に弱くなっているソフトに比べれば、何と割り切っていることでしょうか。その他、シリーズを重ねても、物語やBGM、操作形態まで(追加仕様を除いて)全て変わらないのも特筆すべき良い点であると思います(笑)。

 見た目は「ギャルゲー」と判断されがちなソフトですが、その中に隠されている「熱き戦い」を自分の手で確かめる事が出来たなら、「良質な対戦格闘ゲーム」として、その名を胸に刻む事になると思います。そういった意味で、ちょっと遊んでみようかな?くらいでも、是非プレイしてみて欲しいですね。特に、単純に熱く対戦をしたいのであれば、カプコンの「パワーストーン」くらいにお勧めします(笑)。
プレイ期間 1.5時間 総合評価(100点満点) 85点


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