ジャケット 対応機種 セガサターン
タイトル 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか
メーカー バンダイビジュアル
価格 \6,800
発売日 1997年06月06日
購入動機
 以前、友人にプレイさせてもらった時に良い感触だったところから、いつか購入しようと思い、値段的にも「まぁいいや」と思えるものだったので購入しました。
プレイ所感
 私自身「超時空要塞マクロス」という作品に想い入れがある訳でも無く、更にはTV放映時にあまり観ていないのですが、劇場版の「愛・おぼえていますか」は1回観たきりであるにも拘わらず、割と記憶に残る作品でした。その程度の記憶でも、このソフトの雰囲気は原作の持ち味を十分に活かしていると感じられます。

 「超時空要塞マクロス」という作品をシューティングゲームとして作る場合、やはり主役になるのは可変戦闘機「バルキリー」ですが、ファイター、ガウォーク、バトロイドの3形態の変形は外す事が出来ないでしょう。このゲームではそれぞれの形態の特徴はあるものの、それを使い分ける様なゲームにはなっていないので、「形態による戦略」という遊び方は出来ないのは残念です。 しかし、基本は「物語に沿ってゲームが展開する」という、'95に発売された「機動戦士ガンダム」と同様のシステムなので、「ゲームとしての面白さ」よりも「原作の雰囲気を壊さずに、物語世界を体験する」という事に重点が置かれています。その狙いは十分に成功しており、無数のミサイルを放ち、敵を殲滅するのは勿論、場面によってアーマードバルキリーやスーパーバルキリーになったりする演出、BGMによる感情移入度向上、合間に挿入される新作ムービー等は、原作を殆ど知らない自分にとっても大変好感の持てるものでありました。

 良い点は沢山あるのですが、やはり「シューティングゲームで遊びたい」という場合は割とあっさりクリア出来てしまう為に、「ストレスは溜まらないが面白味には欠ける」という点は否めないです。ただ、「超時空要塞マクロス」という作品を「ゲームとして軽く楽しみたい」という場合は、十分にその役割を担えるソフトだと思います。作品として単純に楽しむのであれば、素直に劇場版のビデオを観た方が良いとは思いますが(笑)。
プレイ期間 3時間 総合評価(100点満点) 80点


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