◆今回のハルカ様◆

 冒頭からシャワーシーンというサービスショットで始まりましたが、断水騒ぎの事の起こりとしては肯けるので良しとします(笑)。それでも、「お水を一番使うのは私だから」と言って、井戸を掘る為に行動を起こしたり、水を汲みに一緒に行こうとするトリガー君を制して「私にやらせて」と言う、その姿勢には胸を打たれます。流石はハルカ様です。
 今回は、地下鉄を見付けた時に見せた驚きの表情と、水に飲まれたところを助けられ、自分の汲んだバケツの水を差し出す表情は、非常に良いお顔をされていたと思います。こういう自然な笑みは素敵ですね。
 それと、今回のお召し物は第2話と同様の行動的な外出着でしたが、井戸を掘るのにミニスカートは良くないので当たり前ですね(笑)。
 
◆今回の堀江由衣さん◆

 いや、今回は言う事無しです。それくらいに、それぞれの場面のハルカの気持ちと一体になっていたと思います。感情の起伏が無かった分、日常的な会話が殆どではあるものの、「ありがとう」や「ごめんなさい」にもその時々の気持ちが感じられるものだったのは、とっても良いと思います。ハルカというキャラクターは、ずば抜けてカラーの強い個性がある訳では無いので、演じる人の色を付け辛いと思いますが、堀江由衣さん御自身の個性と波長が合っているのは、ハルカの存在感を出せている1つの力なのかなぁと思います。
 何にせよ、とっても素直で良いと思います。私自身は特に細かいチェックを入れる人ではありませんが、素直に観られる演技ということは、ある意味大切なことなのではないかと思います。
 
◆今回の見所、感想等◆

 流石に冒頭からかましてくれた「ハルカ様のシャワーシーン」を挙げなければならないでしょう(汗)。重要なのは、「シャワーシーン」では無く、これを事故で覗いてしまうスパイク君でしょう。勿論、オチはハルカ様の悲鳴ですし、そこから繋がるオープニングは必見かもしれません(笑)。
 全体的に大きなポイントは無いのですが、ハルカ様の何気ない言葉が心地良いので、それは気に留めましょう。特に、トリガー君に「私に行かせて」とお願いする場面と、スパイク君に「汲んできたんだけど、零れちゃった」という場面は良いと思いますよ。ここにもハルカ様の優しさが溢れています。
 この回は、原作には無いオリジナルストーリーですが、括りの言葉から察するに、この断水騒動は後の展開の序章的なエピソードとなる様です。  


●放映データ
話数 サブタイトル 「オアシス」 放映日 1998.10.19
絵コンテ KIKU 演出 久米一成 作画監督 しまだひであき
原画 ウォンバット、久保 正、橋本宣夫、本住俊和、守田幸利
動画 Lee Pro
ゲストキャラ


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