◆今回のハルカ様◆

 夜、寝静まってからしばらくしてマシンの襲撃を受け、ロボットさん達は皆応戦しているのに、ハルカ様はお休み中・・・と思いきや、その騒々しさに目を覚まされました(笑)。でも、パッと起きられるところを見ると、寝起きは良い娘さんなんだなぁと思いますね。まぁ、それはさておき。
 今回は、ハルカ様を助けたトリガー君がマシンに壊されてしまい、その補修パーツを探しにロボットさん達は出掛けてしまうので、1人お留守番・・・の筈でしたが、やはり黙って待てないハルカ様は、部屋に放置されていたバイクでお出かけです(笑)。でも、「トリガー君、かわいそう…」と壊れて動かないトリガー君に手を当てるところは、またハルカ様の優しさが伝わる場面でした。
 そして、マシンが何故今でも製造され、活動しているのか、そして、それが何の為に?という事が納得出来ないハルカ様が言葉を発した時に少し覗かせた哀しみと憤りの表情は印象に残っています。
 最後は何と言っても、トリガー君が目覚めた時に、「良かった、生き返った!」と抱きしめるハルカ様の笑顔ですね。とっても良い表情でした。
 
◆今回の堀江由衣さん◆

 一番最初に「おっ」と思ったのは、バイクで風を切って走っている時の台詞ですね。穏やかな天気の中、心地よい風に吹かれて気持ち良い様子が伝わって来ました。
 それと、今まで「ハルカ」と「堀江由衣」という2人は大変近い感じがしていたのですが、この回辺りからは「ん?ちょっと違うな」と思える様になりました。というのも、明らかに普段の声とは違うと感じられたからです。これはやはり「演技」なのでしょう。
 今回一番良かったのは、「誰も得しないじゃない!」と、マシンを作った者達への憤りと、その破壊と殺戮する為に生み出されたマシン達への哀しみが混じっていた台詞ですね。その時のハルカの心情を良く表せていたと思います。
 
◆今回の見所、感想等◆

 アンジェラさんのスピーディな戦闘シーンは良いと思います。今まであまり台詞が無かったので、今回は凄く多い様に感じます。
 その他では、ハルカ様が中心になってしまいますが、壊れたトリガー君を見て悲しむハルカ様、バイクで風を切るハルカ様、マシンの存在理由が納得出来ないハルカ様、そして、トリガー君が元に戻って喜ぶハルカ様、そのどれもがお勧めです(って、殆どですね(笑))。
 このエピソードもアニメ版のオリジナルで、原作には無い部分です。結びの部分で「この世界に何故他の人間が居ないのか、分かった気がします」とハルカ様はおっしゃられましたが、それを言いたかったというよりは、ハルカ様がロボットさん達を本当の家族と思って接しているというところと、マシンの存在理由についてのハルカ様の気持ちを出したかったエピソードなのかな?と思います。


●放映データ
話数 サブタイトル 「マシン(非AI戦闘体)」 放映日 1998.10.26
絵コンテ KIKU 演出 久米一成 作画監督 しまだひであき
原画 ウォンバット、吉田 潤、清水勝祐、上口正樹、本住俊和、
守田幸利
動画 Lee Pro
ゲストキャラ


Back