◆今回のハルカ様◆

 「ふわぁ〜、良く寝た」と寝ぼけ眼でベッドから起きる姿は良い感じです。そして、第1話でもありました「アンジェラさんと今日こそ挨拶を交わすんだ!」という意志を青空に誓い、いざアンジェラさんの部屋へ!と意気込むハルカ様は燃えてます。扉の前に立ち、「おはようございます」の練習をするハルカ様はとっても可愛らしいと思いました。さぁ、本番!というところで、扉を開けて出ていってしまったアンジェラさんに出鼻を挫かれてしまったハルカ様は、ちょぴっと可哀相でした。
 アンジェラさんとどうしてもコミュニケーションを取りたいハルカ様は、「アンジェラ」というのが花の名前だというところに気付き、花の苗を植えますが、その気持ちって素敵ですね。苗を植え終えた後、水をくれたトリガー君に「ありがとうトリガー君」というハルカ様の笑顔はとっても良かったです。ただ、その後に「こんな土で植物が育つと思っているのか?」と、当のアンジェラさんに言われてしまって、ちょぴっと悲しそうでした。でも、そんな台詞を言われても、その真意を考えるハルカ様は、やはり心優しい方なんですよねぇ。
 それと、今回は寝間着っぽい、とてもゆったりした服装のハルカ様。なんか良い感じです。
 
◆今回の堀江由衣さん◆

 滅茶苦茶気に入ったのが「ありがとうトリガー君」という台詞です。何だかとっても「いやぁ、大した事してないですよぉ」とこちらが言いたくなるくらい、自分に言われた様に感じてしまいました(笑)。でも、とっても素直な「ありがとう」だったと思います。
 「おはようございます」も結構好きですね。ハルカにしてみれば、こういう挨拶というのは重要なウェイトを占めていると思うのですが、言葉の節々から「ハルカの今の気持ち」というのが伺える様にも思えるので、その点は堀江由衣さんの勝利(って何?(笑))かなぁと感じています。
 
◆今回の見所、感想等◆

 今回の主役はアンジェラさんなので、進行自体もアンジェラさんに合わされています。何故人間嫌いになったのか、何故皆と打ち解けないのか等、その謎(?)を紐解く鍵が提示された程度で今回は終わり、次回に続くことになります。
 寝起きのハルカ様を観られるのは貴重かもしれませんので、一応ピックアップしておきましょう。その他は、上でも書いている通り「ありがとうトリガー君」ですね。ハルカ様に関してはこれで決まりです。
 このアンジェラさんの過去について触れる話は、原作でもきっちり描かれておりますが、前編・後編で分けているアニメ版の方が、細かい描写がなされている様な気がします。まだ前編が終了しただけなので、その答えは出せませんが、後々の展開も考えると、アンジェラさんはハルカ様にとっても重要な意味を持つので、しっかり描いておくのは良いと思います。


●放映データ
話数 サブタイトル 「アンジェラ(前編)」 放映日 1998.11.02
絵コンテ 二村秀樹 演出 二村秀樹 作画監督 中沢一登
原画 笹嶋啓一、山岸徹一、中村 基、片岡康治、澤田博範、
守田幸利
動画 Lee Pro
ゲストキャラ ラヴィニア:勝生真沙子


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